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番組配信その6_1


前々回の記事の中でうちの息子の話をしました。大学二年生の彼はスマホにどっぷりハマりこんでいます。そしてテレビはまったくと言っていいほど見ない。ところが私が月9ドラマを見ていたら、そのドラマに関する話題を私に話しかけてきたのです。

それはつまり、彼がスマホ上で友だちとやりとりする中に、ドラマの話題が出てきたからです。彼のタイムライン上にそのドラマが登場したわけですね。

テレビ局が動画配信をする時、考えねばならないのはこの点だと思います。配信した番組が、若者たちのタイムライン上に入っていけるか。そう考えると、例えば1時間のドラマがそのままではきびしそうです。

LINEなりTwitterなりでソーシャルコミュニケーションをどんどん進めている中に、番組がふわっと出てきたとしても、それが50分間くらいの映像だとしたら、それをフルで視聴するでしょうか。そういう人もいるでしょうけど、ほとんどの人は、とくに若者は最後まで見ないでしょう。最後までどころか、5分でさえ長いと受け止め、視聴をやめてしまう若者のほうが多いのではないかと思います。

長尺の映像コンテンツは、タイムラインに登場できないのです。つまり“イマ”になれない。長尺の番組を“イマ”にするには、ちょっとした仕掛けが必要になるでしょう。

ざっくり言ってしまうと、短い尺の映像が必要なのです。スマホでソーシャルメディアをつらつら眺めている時に、タイムライン上に十数秒の短—い映像が流れてきたら、見ようとは思うでしょう。それを押すと、より長い映像にたどり着けばそっちも見るかもしれない。でも十数秒で興味を持って、押したら50分間のドラマが出てきたら、うーん、それは無理、となってしまう。

でも「面白い部分3分」の映像が出てきたら、そこだけ見るかもしれない。

そういう、番組の断片化が必要なのだと思います。

そんなこと無理?ですよね、ドラマの面白い部分3分なんて、スタッフみんな怒っちゃいます。途中すっ飛ばしてクライマックスだけ見てもわかるわけないじゃないか。

バラエティなら比較的やりやすいかもしれません。話題になったあの部分だけ。いやでも、出演者がOKくれないよ。だって話の流れがあってあそこでああ言ったわけでね。流れを飛ばされたらバカなこと言っただけになっちゃうじゃないか。ごもっとも。

ただ、「あの部分だけ」の映像は、現実にYouTubeでどんどん配信され、どんどん消費されています。だから息子は月9の話題を知っていたのでしょう。実際にタイムライン上をテレビ番組は毎日走っているのです。どうせそうなっちゃうなら、取り込んだほうがいいのではないでしょうか?


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