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織田裕二と鈴木保奈美のキャスティングで話題となった“月9”ドラマ「SUITS/スーツ」。
今回は、劇中織田とコンビを組んだ中島裕翔と、彼を取り巻く二人の若手女優をTalent Rankでご紹介しよう。



Talent_2018_03



上図は中島裕翔と「SUITS」で彼と共演した新木優子、今田美桜のTwitterデモグラフィック。それぞれのタレントをツイートしている人々が、どのような性別、年齢なのかを表しているチャートだ。

縦軸は、それぞれのタレントをツイートした人々の中心年齢、横軸はツイートした人々の女性比率を表している。このチャートはそれぞれの円の位置にそのタレントをツイートした人々の性別、年齢の中心があるという意味で、実際のツイートはこの円を中心にしてさらに大きく広がっていることになる。つまり、それぞれのタレントをTwitterで話題にしている人たちの中心ってどの辺にあるんだろうを図にしたものがこのチャートだ。

また、タレントごとに三つの円があるが、これはそれぞれの円の色の薄い方から2018年9月、同10月、そして一番色の濃い円が2018年11月を表している。これで、それぞれのタレントをTwitterで話題にしている人たちの中心が、この3ヶ月間でどのようにどのくらい移動したのかがわかる。

さらに円の大きさは各月のツイート量に比例している。円が大きいほど、ツイート量が多かったことを表している。たとえば、このグラフの中で一番大きな円は中島裕翔の10月。10月の中島を話題にしたツイート量がこの3ヶ月間で一番大きかったことがわかる。

10月はドラマ「SUITS/スーツ」の放送開始月だ。10月は何かと話題が多かったわけだ。

この放映開始月のブースト効果は他の二人、新木優子、今田美桜の円の大きさにも表れている。もともと「SUITS」放映前である9月のツイート量がそれほど大きくなかった新木、今田にとっては、これはバズ獲得の大きなチャンスであったわけだ。このドラマ出演によるバズブーストの影響は二人の11月のバズ量にも残っており、前回の中村倫也の記事でもご紹介したステップアップ効果がここでもみられている。何かをきっかけとしてバズ量が増えると、その影響はしばらく残る、というあの効果だ。





このチャートで面白いのは、ドラマ出演によってそれぞれのタレントを話題にしている人たちの性年齢構成がどのように変化したのか、ということだ。

中島裕翔の場合はタテへの動き、つまり2018年9月のTwitter中心年齢27.8歳が、放映開始月である10月には29.2才にまで上昇している。中心が1.4才上昇するというのは実は大変なことで、週平均で一万近くある中島のバズ量にそれまでと年齢構成の異なる別の話題主が大量に加わったということを意味している。

これは中島にとっての「SUITS」出演効果だ。まず、バズ量が増えた。そして、それまでとは異なるファン層、ファン予備軍層が獲得できつつあるということを意味している。

中心年齢が上がるのもいい。実はTwitterの全会話者中心は30台前半ぐらいにあり、そこから見ると中島のこれまでのTwitter話題層はやや若めであったと言える。

もちろん、中心が10代でも20代でもいいのだが、見方を変えるとたとえばそのタレントのTwitter話題層の中心が10代であった場合、他のタレントと比べて高年齢層にはあまり話題にされていない、ということを一方では意味している。もちろん、ターゲットはティーンだからそれでいいんだよ、というのは全然ありだし何の問題もない。でも仮にいずれ自身が“月9”の主役を張る、ということをたとえば想定していた場合、やはりできるだけ多くの年齢層に興味関心を持ってもらったほうがいいよねというのが一般論ではないだろうか。

その意味で中島裕翔のTwitter話題層中心が1.4才上昇したことは、中島が”SUITS”を着た効果だろう。





さて、今度は女優陣である。

中島裕翔の話題中心1.4才上昇が”やったね!”であったとしたら、新木優子の10月から11月へのタテ上昇、つまり29.1才から31.5才へのTwitter中心2.4才上昇は”でかした!”級である。俗に数字を持っていると言われている視聴層中心であるミドル世代から話題にされ始めたというわけで、これは新木が今後女優を続けていく上では財産になるはずだ。

もう一方の今田美桜は当初から30代前半を中心層に持っており、これは若手女優としては心強い限りだ。同世代だけではなく、自身の実年齢よりも上の層にまできちんと評価をもらえていることは若手俳優にとっては大切なことだ。

今回の今田の動きで面白いのは、中島、新木とは別のヨコ移動だろう。

もともと男性比率の高かった今田だが、この11月のデータでは完全に男性比率が上回ることになった。女優が男性から話題にされるのは自然なことであるし、特定の性別に強いことはその俳優の強みになる場合もある。先ほど、Twitterの全会話者の年齢中心は30台前半ぐらいであるといったが、実は男女比の中心は50%ではなくだいたい65%ぐらいになっている。その意味で新木優子はもう少しだけ男性から話題にされてもいいかもしれない。ただしこれも言い換えると、同性から話題にされる女優というのは同性の感情移入ができている、つまり女としての共感や憧れを同性から得られているというケースが多い。これも女優にとっての大きな財産だ。片や男性から話題にされる女優は男から見た女としての評価が得られていると言え、これもまた女優にとっての財産である。

そして大女優とは、女から見ても、男から見ても評価される、ただしそれは女としての目、男としての目という別々の目を、たった一つの演技で同時に満たすことができる、ということを意味している。さらにここに年齢軸が加わると、女優は娘であり、妻であり、母であることを一つの演技で同時に表現することが求められるのだ。それが女を演じることの難しさであり、面白さなのであろう。





新木と今田のこの動き、”SUITS”を着た中島裕翔のこころにはどのように響いたのだろう。





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